ぴんくのねずみです☆
今日は
『プランテーション』のお話です!
大西洋を目指して!アメリカ生活ラスト長距離ロードトリップ#5
こちらの記事の続きです。
ホテルの無料朝食で南部名物?しょっぱいビスケットをいただき、この日もチャールストンの町に繰り出します。
ちなみに、南部のビスケットは日本のケンタッキーみたいな、甘くてふわふわしたビスケットを期待して食べるとびっくり(&ガッカリ)する食べ物なので要注意です。
Magnolia Plantation and Gardens
チャールストンの歴史を学ぶため、ホテルから車を走らせこちらの施設にやってきました。
Magnolia Plantation and Gardens
ここは南部でもっとも古いプランテーションの一つです。
入園料を払い、館内に入ります。
このプランテーションが始まった歴史は1670年代に遡ります。当時ここは稲作プランテーションだったので、もともと稲作の技術を持つバルバドスというカリブ海の小さな島からたくさんの奴隷を連れてきて、ここでの強制労働を強いていたようです。
つい数十年前まで解放された奴隷たちの子孫が生活していたというプランテーション内にある小屋の前で、子孫の方の話を聞く時間もありました。その方の話によると、南北戦争が終わり奴隷解放宣言がなされた後も、貧富の差は大きく残り、すぐに奴隷たちが本当の意味で自由になるということはなかったそうです。長い間続いていた奴隷制が本当の意味で解消されたのは、私が思っている以上に最近の話なのかもしれません。
今は美しく管理された広大な庭園をバスで回って観賞したり、15代にわたってここのオーナーであるドレイトン家の旧邸宅内を拝観できるようになっています。(邸宅内は撮影禁止のため写真なし)
また、館内の一角にはたくさんの動物が飼育されていて、小さな動物園のようになっています。
中には子アリゲーターが居たり、孔雀や鶏が放し飼いになっていたりと結構充実していました。
いま、ドレイトン家の人々がどのような生活をしているかは分かりませんが、富をかき集めたような装飾品を見ていると、なぜ南部の人たちが奴隷を手放したくなかったか、なぜここが南北戦争の始発点となってしまったかなど、なんとなく理解できたような気がします。
つづく~
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