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2024年の本帰国後の初めてのGW、日本を楽しもうと山陰を横断する旅を企画しました。
この時に利用したのが、兵庫県の但馬飛行場。この空港は大阪からの飛行機（JAL便のみ）しかないので、東京から向かうと、伊丹乗り換えの国内線乗り継ぎ便で行くことになります。
ところが、最初の羽田→伊丹便が出発直前に突然欠航！ありがたいことにANA便の伊丹便に振り替えていただいたのですが、結果として
ANA便→JAL便
というライバル会社間での乗り継ぎをするという珍しい？！体験をしたので記録しておこうと思います。
JAL国内線の乗り継ぎ便の第一便目が欠航になり、ANA便に振り替えになった場合に、
1. どこでANA便の航空券をもらえるのか？
2. 預け荷物はスルーで最終目的地に運ばれるのか？
3. ANA→JAL便乗継での注意点
4. マイルはどこに貯まるのか？貯まらないのか？
5. ANAの上級クラスの特典は使えるのか？
＜以下のケースの経験を記録します＞
JAL乗り継ぎ便：羽田→伊丹→但馬
羽田→伊丹が欠航しJAL便がANA便に振り替え
結論だけ見たい方は、「まとめ」をご覧ください☆
振替となったANA便の航空券はどこでもらうのか？
ことの発端はGW初日の羽田空港。我々は荷物を預けるために、自動チェックイン機でチェックインを始めました。ところが、
「チェックインできません。係員にお尋ねください。」
のようなアラートが表示されました。
近くにいた係員の人にうまくできないことを伝えるも、「おかしいですねぇ」と原因不明な様子。無線で確認を取ってくれることに。
係の人も長時間無線でどこかと話している様子。
イヤなムードが漂う出発の約１時間半前。。。スマホのアプリ上では特に異常は表示されていません。
そして待つこと数分、係の人が原因を教えてくれました。
「どうやら、その羽田伊丹便が機材繰りで欠航になるようです。次のアナウンスをお待ちください。」
これはマズイ！！ということで、ねず夫はダッシュで有人カウンターへ向かいます。やはりこういう時は有人カウンターに限ります。
我々は運よく欠航の第一報をほぼ最速で知ることができたのでしょう。有人カウンターにはすでに伊丹便についての振替や払い戻しの人が対応を始めていましたが、我々の順番は３番目！すぐにカウンターの係の人とお話しできました。
我々は、
・伊丹空港で乗り継ぎ便があること
・乗継便は１日２便しかないうちの最終便であること
・でも乗り継ぎの待ち時間は結構あること（大阪で遊ぶ予定だった）
・直行便がなければ経由便でよいので間に合うように伊丹空港に振り替えてほしいこと
・ホテルやレンタカーの予約が最終目的地で本日からあること
を伝えます。
しっかり時間をかけて係の人がいろいろ調べてくれました。
その結果、
・GWということもあり、伊丹便の直行便は夕方まで空席なし（乗継できない時間）
・経由便での伊丹行も、乗り継ぎできる時間につくために乗るべき飛行機が満席
ということで、JALで伊丹に行くことは難しい様子。
選択肢としては
・払い戻しをするので新幹線を自分で予約して大阪に行く
・乗継もあるので他社便の予約が取れれば振替ができるかもしれない
ということでした。
今回はセール価格での購入なので、払い戻し→新幹線自腹は完全に赤字！ということでANA便への振替ができるかトライしてみることに。運よく、乗り継ぎ可能な時間に伊丹に到着できるANA便にわずかな空席を発見！とりあえずこの便の予約だけ入れて、これに振替ができるかどうか、再度確認してもらうことになりました。
おそらく同様のケースが多かったのでしょう。非常に長い時間、確認作業をしていただいて、運よくANA便への振替をしていただけることになりました（JALさんありがとう！）。
そして渡されたのが、ANA便の振替航空券をもらえるという以下のクーポン。乗る予定だったJALの航空券に認定のハンコが押されたものです。
どうやらこれを持って、ANAのターミナルの有人カウンターで振替手続きを完了させるようです。時間がかかっていたのは、ANA側とのやりとりもあったからでしょう。
というわけで、クーポンを手に有人カウンターを後にします。そしてびっくり！いつの間にか有人カウンターは大行列！やはり、このような時は有人カウンターへダッシュすることが大事ということを再認識しました。
そして、羽田空港のターミナルを移動して今度はANA側へ。ANA側でも有人カウンターに向かいます。まるでロールプレイングゲームのよう。
係の人にクーポンを渡して振替になった旨と振替便の予約番号を見せると、今度は正規のANAの航空券を手渡してくれました。というわけで、今回は、追加の持ち出しはなく、無事にANA便に振り替えていただくことができました。
ちなみに、ANAのアプリ上では到着までずっと予約済み・未払いという状態で、アプリでのチェックインや搭乗はできないようでした。
ちなみにこの航空券、よく見てみると運賃はINTOWとなっていて、国際線の乗り継ぎ扱いという感じのようです。どうでもよいことではありますが、振替で料金体系がどのようになっているのかという点は非常に興味深いです。
預け荷物は途中で回収が必要？それとも最終目的地まで？
さて、無事に振替が決まった我々ですが、今度は預ける荷物がどうなるのかの確認が必要です。ANAさんは我々が乗り継ぎがあることを知らない様だったので、伊丹空港でJAL便への乗り継ぎがある旨を伝えました。
ねず夫「伊丹でJAL便に乗り継いで但馬空港というところにいきます。預けた荷物はどうなりますか？」
係の人「但馬空港？？？」
但馬空港はJAL便しかないのでANAの方にはなじみがないのかもしれないです。基本画面でのデータベースにもなかったようで、他社便ということもあるので一度伊丹で荷物を拾って再度預けなおしてくれないか、という話になっていました。
時間もあるし、別にそれでもOKです、という感じではありましたが、そういう話をしているときに通りかかった他の係の人が、いろいろ調べてくださいました。
そして、非常に珍しい？！ANA便からJAL便に乗り継ぐ、荷物のタグが発券されました！
これで羽田で預けた荷物は、自動的に但馬空港に運ばれることになります。
本当にJALの方もANAの方もありがとうございました！
他社便振替での注意点
このように、運よくJAL国内線の乗り継ぎ航空券の第一便を他社のANA便に振り替えていただいたのですが、一つだけ注意点があります。
それは、「乗継便のチェックインは別で行わないといけない」ということです。
荷物がスルーで最終目的地まで届けられるということだったので、すっかり安心して忘れていたのですが、JAL乗継便の第一便が欠航→ANA便の振替という手続きは、あくまでも欠航に対するカバーであり、JAL乗継航空券のチェックイン自体は行われていなかったようです。
確かによく考えるとそうだよな、と思いますが、これは盲点でした。
伊丹空港で搭乗時間の直前にアナウンスで呼び出しを受けて初めて気づきました。あやうくJALの乗継便に乗れないところでした。。
ちなみに乗継便の第一便だけが欠航になった場合は、乗継便は生きているようで、こちらはアプリでの搭乗が可能でした。
他社便に振り替えとなった場合のマイルの行方
さて、ANA便に振り替えてもらうことで無事にJAL便へ乗り継ぎができたのですが、この場合のマイルはどうなるのか、ということが少し気になっていました。
・もともとのJAL便は欠航になっているのでマイルはつかない？
・ANA便もJALからの振替で、アプリ上でも予約のみで乗ったことになっていない？
・マイルはどこにもつかない？
振り替えていただいただけでラッキーだったのでマイルはもうどうでもよい部分ではありましたが、後日ANAにしっかりと積算されておりました。JAL側は欠航なので、当然何も加算されていませんでした。
ちなみにこの時の積算率は、国際線扱いの国内線乗継と同じようで、ここは航空券に記載してある料金体系（運賃：INTOW）に沿った積算率ということになっていました。
他社便の上級クラスの特典は使えるのか？
我々はANAに関してはスーパーフライヤーズ会員となっております。
しかし、JALからANAへの振替となったのですが、もらった航空券をみると搭乗のグループはGroup 4との記載がありました。これを見て、もしかしたら振替の場合は上級クラスの特典は使えないのかな？という疑問が出てきました。
突然の振替ですし、JALは普通会員ということを考えると妥当ではあります。
が、一応念のため、ANAラウンジに突撃してみました！
結果、航空券をかざしたときに変な感じになりましたが、事情を説明し、アプリでマイレージ会員番号の照合を行って、無事にANAラウンジを使うことができました！マイルも少しボーナスで貯まってました！
まとめ
というわけで、今回は
JAL国内線の乗り継ぎ便の第一便目が欠航になり、ANA便に振り替えになった場合に、
1. どこでANA便の航空券をもらえるのか？
＞JAL有人カウンターでもらうクーポンをANAに届ける
2. 預け荷物はスルーで最終目的地に運ばれるのか？
＞最終目的地までスルーで運ばれる
3. ANA→JAL便乗継での注意点
＞乗継便のチェックインは忘れずに！
4. マイルはどこに貯まるのか？貯まらないのか？
＞マイルはANA（振替先）に国際線の国内乗継扱いで貯まる
5. ANAの上級クラスの特典は使えるのか？
＞使える
ということについて、記事にさせていただきました。
もしかしたら、今回は通し航空券だったので、うまく振り替えていただいたのかもと思っております。
