妊娠してから初めて知ったイベントのひとつに“帯祝い”というものがありました。
たまたま通りかかった水天宮の入り口に、大きく掲示してしてあったのを見つけたのがきっかけです。

帯祝いについて、我が家の相談役ChatGPTに詳しく聞いてみました。
帯祝いとは
- 目的
妊娠5か月目に、腹帯(はらおび・岩田帯とも呼ばれる)を締めて、お腹の赤ちゃんの無事な成長と母体の安産を祈願します。 - 由来
戌(犬)は多産でお産が軽い動物とされ、安産の象徴です。そのため戌の日に祈願を行うと縁起が良いとされています。 - 時期
妊娠5か月目(安定期に入る頃)の最初の戌の日が一般的。カレンダーで「戌」の日を確認して選びます。
実際の流れ
- 神社やお寺に参拝
- 安産祈願のご祈祷を受ける(初穂料が必要)。
- 有名な神社:水天宮(東京)、中山寺(兵庫)、住吉大社(大阪)など。
- 腹帯を巻く
- 神社で授与される腹帯をその場で巻くか、自宅で家族に巻いてもらう。
- 最近はさらしタイプだけでなく、マジックテープ式やサポートベルト型もあります。
- 家族でお祝いの食事
- 昔は赤飯を炊くなど家庭内でお祝いすることも多かったです。
現代のアレンジ
- 必ずしも戌の日にこだわらず、体調や予定に合わせて行う方も増えています。
- オンラインで腹帯や安産守りを授与してもらえる神社もあります。
- 病院や助産師さんから指導を受けて、自分に合った腹帯を選ぶことも一般的です。
「もしバブがお腹に来なかったら…きっと私は知らないままだったろうな~」と思う、日本の伝統文化のひとつです。
というわけで、私も安産祈願のため、妊娠5か月の戌の日に東京・水天宮へ行ってきました。

この日はちょうど土曜日の戌の日。朝8時半に到着したのですが、すでに境内は妊婦さんやそのご家族で大混雑していました。
誘導員の方によると、なんと10時半には入場規制がかかるとのこと。早めに出発して本当に正解だったなと感じます。
ちなみに、平日の戌の日であれば、旦那さんも一緒に社殿へ上がり、ご祈祷を受けることが可能だそうです。
しかし、休日の戌の日は混雑のため、社殿に上がれるのは妊婦さん本人のみと決まっていました。

ですので、この日はねず夫も一緒に行きましたが、ねず夫は家族控室で待機です。ねず夫曰く、家族控室も満員だったそうです。ねず夫はその待ち時間に戌の日限定の御朱印をGETしてくれていました。

初穂料を納めたあと、私はご祈祷の控室へと案内されました。
広い部屋にはずらりと椅子が並び、その数はおそらく100脚近く。ほどなくして席はすべて埋まり、一度に100人近くの妊婦さんが社殿へ上がり、共にご祈祷を受ける準備が整いました。
同じ時期に新しい命を授かり、無事な出産を願う人がこんなにもいるのかと思うと、不思議な一体感が込み上げます。赤ちゃんの健康を祈る気持ちは、誰も同じなのだと、胸が温かくなりました。
帰宅後、撤下品を開封。お札と幣串は重ねて神棚に納めました。

お神酒やお守りは戌デザインです。(しかし言われなければ、猫に見えてしまうような?気がしなくもない…?)


説明書を見ながら、さっそく腹帯を巻いてみました。

しかし、この腹帯はなんと5メートルもあり、適度な力加減で締めるのがなかなか難しい!
長い帯をぐるぐると巻きながら、「現代の腹巻型やマジックテープ式の腹帯って、本当に便利なんだなぁ」と、しみじみ感じました。

最後に、帯祝いに行く際の服装について。
当日参拝してみて感じたのは、思ったよりみなさんカジュアルな格好で来ているということでした。
私より10歳以上若い妊婦さんが多かったことも理由かもしれませんが、ノースリーブのワンピースにスニーカーという軽やかなスタイルの方もちらほら。
一方で私はというと、少しフォーマル寄りのまるで“参観日スタイル”で参加しました。
けれど、当日一番気合いが入っていたのは、妊婦さんご本人ではなく、その付き添いで来ていたお父様やお母様世代の方々だったように思います。スーツやきちんとした姿で、凛と境内を歩く姿が印象的でした。
さて、出産まで残り150日!
これからも体調に気をつけながら、神様のお力をお借りして、無事にその日を迎えられることを心から願っています。
これはCTAサンプルです。
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